遺産を相続することになった場合、相続財産の名義変更手続きを行われることをおすすめいたします。
名義変更は、義務ではありません。しかし、なるべく早く名義変更を行っておくことにより、後々のトラブルの発生を未然に防ぐことができます。
「当時の相続人が死亡してしまい、遺産相続が行われた当時の状況が分からなくなってしまった」
「財産の名義を長年放置してしまい、権利関係が曖昧になってしまった」
このような事態が発生してしまう前に、名義変更で対策を打っておく必要があるでしょう。
預貯金や株式、自動車の名義変更に加え、不動産の相続登記等には、遺産分割協議書が必要となります。
相続内容に従って財産を処理する場合には、必ず遺産分割協議書の作成をしなければなりません。相続をスムーズに行うためにも、協議書の作成をおすすめいたします。
加えて、預貯金の口座の名義の場合は、より注意が必要です。
名義人が亡くなってしまった場合、それを金融機関が把握した時点で、預貯金口座は凍結されます。これは、他の相続人の同意を得ずに、親族が亡くなった方の預金を引き出してしまわないようにする措置です。
一旦口座が凍結してしまった場合は、相続預金の払い戻し手続き、そして名義変更手続きを取らなければなりません。
お金を引き出すだけで良ければ、払い戻し手続きのみをするだけで十分ではありますが、銀行口座を継続して利用する場合、名義変更を行うことが不可欠だと言えるでしょう。
このように、名義変更は非常に大切な手続きであるといえます。
煩雑だからと後回しにすることなく、専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。
司法書士 竹内康二は、相続問題でお悩みのお客様を、確かな知識と経験で力強くサポートいたします。
新区、中野区、杉並区、豊島区をはじめとして、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県にお住まいのお客様からのご相談に、広くお応えいたしております。
名義変更など、相続問題でお悩みの方は、当職までお気軽にご相談ください。
名義変更など
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