遺言の書式の一つである「自筆証書遺言」は、自筆で作成できるという大きな特徴があります。一方で、遺言の信頼性を高めるために、署名捺印と日付の記入が必要とされています。
この自筆証書遺言の最大のメリットは、遺言の作成にあたって証人を必要としない点、そして費用がほとんどかからない点です。
そのため、3種類の形式の中で最も作成の難易度が低いものであるといえます。そのため、一番作成しやすい形式であり、故人の意思が変わった場合も新たに作り直すことが容易であると言えるでしょう。
しかし、メリットと同時にデメリットも複数存在します。
作成が手軽であるがゆえに、紛失や変造の可能性も低くないことに加え、開封の際、家庭裁判所での検認も必要になるのです。
以上のことから、自筆証書遺言は、手続き的にも金銭的にも、手軽に遺言を作成したい方にお勧めの書式であるといえます。
遺言の手軽さを重視したい方は、自筆証書遺言にて遺言を作成されることをおすすめいたします。
司法書士 竹内康二は、相続問題でお悩みのお客様を、確かな知識と経験で力強くサポートいたします。
新区、中野区、杉並区、豊島区をはじめとして、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県にお住まいのお客様からのご相談に、広くお応えいたしております。
自筆証書遺言を含め、相続問題でお悩みの方は、当職までお気軽にご相談ください。
自筆証書遺言
司法書士 竹内康二が提供する基礎知識
-
家族信託とは
■家族信託とは 家族信託とは、一般に、財産を持つ人(委託者=受益者)が、自分の老後や介護などといった特...
-
自筆証書遺言の方式緩和...
相続法の改正によって自筆証書遺言の方式も緩和されました。また、保管の方法も改正がありました。 自筆証...
-
自筆証書遺言
遺言の書式の一つである「自筆証書遺言」は、自筆で作成できるという大きな特徴があります。一方で、遺言の信...
-
不動産登記を司法書士に...
不動産登記は、司法書士を利用しなくてもご自身で行うことも可能です。しかし、専門家である司法書士を利用す...
-
遺留分とは
「遺留分」とは、法律で定められた相続人に対し、最低限度の相続財産を得る権利を認めるという制度です。 例...
-
所有権移転登記とは
■所有権移転登記とはなにか 所有権移転登記とは、不動産を購入したとき、相続したとき、贈与したときといっ...
-
不動産登記とは
不動産登記とは、土地や建物の所在や面積、所有者の住所氏名を公の帳簿(登記簿)に記載することです。この登...
-
商業・法人登記
■商業登記とは 商業登記とは、法務局の登記簿に会社の基本情報を記載する際になされる登記をいいます。 具...
-
債権譲渡登記
■債権譲渡登記とは 債権譲渡登記制度とは、法人がする金銭債権の譲渡などについて、簡便に債務者以外の第三...